長寿社会、超高齢化社会のなかで、運動の必要性が認識されてきたおかげで、運動プログラムに参加するシニア層が確実に増えました。程度は非常に幅広いのですが、運動器障害や内科的疾患をもっている人たちも非常に多く、現場の指導で戸惑うこともたくさんあります。
そこで疾患・症状・痛み・検査・治療など理解した上で運動指導者の役割を深く考察しました。その後の実技では、いかに「安全か」ということはもちろんですが、それ以上に「心地よい感覚に導く」ことを重要視しながら、真剣に集中して動きました。集まった指導者たちの思いやりや責任感を感じ、私の胸は熱くなりっぱなしでした。
田口先生から皮膚運動学についての講義もあり、刺激の面白さや身体の細やかな変化をあらためて確認できました。
最後は心地よさを自分の身体で深く感じて終わりました。
このセミナーで、私も参加した指導者も、現在それぞれが関わっている人たちや、今までに出会ったたくさんの人たちを次々に思い出すので、こみ上げる感情を必死でこらえました。そして、あらためて、もっとお役に立てるようにがんばろうと皆で思いました。